作業療法士国家試験の勉強方法
作業療法士国家試験の勉強方法を紹介します!

作業療法士国家試験合格率100%を目指して、私たちが先生の指導のもと、作業療法士国家試験対策授業で行っている勉強方法の1部を紹介します。作業療法士国家試験過去10年間の問題を徹底的に分析していきますが、各問題の解答が「なぜその答えなのか」「他はなぜ間違いなのか」をしっかり理解していきます。各問題の内容を正しく理解できていなければ、類似の問題が出題された時に対応できなくなるからです。実際に私たちが作成しているものがどんな感じなのかを紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【第47回専門基礎(午後)95】
【問題】高齢者にみられる加齢に伴う変化で誤っているのはどれか。
- (1) 関節軟骨の変性
- (2) 高音域の聴力低下
- (3) 収縮期血圧の上昇
- (4) 唾液分泌量の増加
- (5) 食塊の消化管通過時間の延長

『正解理由』 | (4)唾液分泌量の増加 |
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一般に高齢者では、口腔乾燥、唾液分泌量及び胃液分泌量の低下が起こるから。 | |
『不正解理由』 | (1)関節軟骨の変性 |
加齢に伴い関節軟骨が失われていくから。 | |
『不正解理由』 | (2)高音域の聴力低下 |
高い音に感受性をもつ感覚受容器細胞の減少と、それを支配するニューロンが退化していくから。 | |
『不正解理由』 | (3)収縮期血圧の上昇 |
高齢者では血管の伸展性が低下し、血管の弾力性が失われ血管の抵抗が高まり、収縮期血圧が上昇するから。 | |
『不正解理由』 | (5)食塊の消化管通過時間の延長 |
舌をはじめとする口腔機能の低下や口腔清掃の不良は、誤嚥性肺炎をはじめとする呼吸器感染症原因となることがあるから。 |
作業療法士国家試験合格率
(2019年3月卒業生実績)
